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この記事について
この記事は、UE4のThirdPersonプロジェクトのデフォルトキャラクター(Aポーズ)を、自作キャラクター (Tポーズ) に差し替えた時の覚書です。
- キャラクターを作ったので、UE4でどんな感じで動くのか見てみたい
- でもアニメーションの作り方はよくわからない
- とりあえずスキニングだけした
- ThirdPersonのデフォルトキャラクターみたいに十字キーで動かしたい
と思い、この方法を取りました。
作成したメッシュがTポーズ( 元となるスケルトンはAポーズ )
で作ってしまったので少し手間がかかりました。
が、やり方を覚えると、
マーケットプレイスで公開されている高品質なアニメーションの流用も出来て便利そうです。(アニメーションは 極力自作したくない気持ち)
では、ここから下はポイントと手順を書きます。
ポイント
- キャラクターはエピックスケルトンを利用する
- ThirdPersonデフォルトキャラクターと差し替える
- Tポーズで作った場合はAポーズに変更する
- デフォルトキャラと自作キャラにHumaniodリグを適用する
- デフォルトキャラクターのアニメーションを自作キャラにリターゲットする
参考サイト
- エピックスケルトンを利用していますが、T→Aポーズに変更するため
公式のアニメーション リターゲット(異なるスケルトン)を参考にしています。 - 自キャラがAポーズの場合はアニメーション リターゲットの手順で良いかと思います。
手順
01. エピックスケルトンを使ったキャラクターを作成
- スケルトンは、エピックスケルトンを利用します。
- どこでダウンロードしてきたかは忘れたので探してください(汗)
- これを利用することで、ThirdPersonのデフォルトキャラクターのアニメーションや、マーケットプレイスで公開されているものを流用することが出来ます。
(この記事の下の方でも、別キャラクターの流用を試したものを載せています)
02. FBXを読み込み
- 01で作成したキャラクターを読み込む
- オプションの変更は特にありません
03. Humanoidリグを適用, T→Aポーズに変更
ボーンを表示
- アセットブラウザを開く( 追加されたメッシュをダブルクリック)
- ①ライティングありだと見づらいので一旦ワイヤーフレーム表示にする
- ②[キャラクター]>[ボーン]>[全ての階層]でボーンを表示
Humanoidを適用, Aポーズに変更
- ①[リグを選択]でHumanoidを選択。自動マッピングをクリック
- ②[ポーズを非表示]をクリックし、 [ポーズを表示]にする
- ③腕を40度回転させてAポーズにする
- ④[Modify Pose]>[Use CurrentPose]をクリック
- ⑤保存
- スケルトンツリーに移動し、[オプション]>[リターゲットオプションを表示]にチェック
- rootを右クリックし、[移動ターゲティングスケルトンを再帰的に設定]を選択
元のキャラクターにもHumanoidリグを適用
- 元のキャラクターにもHumanoidの設定が必要なので以下のようにする
- ①[リグを選択]でHumanoidを選択。自動マッピングをクリック
- ②保存
04. アニメーションのリターゲット
- [Contents>Mannequin>Animations>ThirdPersonBP]を右クリック
- [Animブループリントをリターゲットする]>[Animブループリントとリターゲットを複製]をクリック
- ターゲットを選択し、リターゲットボタンをクリック
- ※このままだとThirdPerson_AnimBPが重複してしまうので、新規アセット名とフォルダを指定するのをオススメします。
この記事ではやり忘れて ThirdPerson_AnimBP が2つ出来てしまいました(汗)
- ※このままだとThirdPerson_AnimBPが重複してしまうので、新規アセット名とフォルダを指定するのをオススメします。
- 配置されているデフォルトマネキンを選択
- 詳細パネルからメッシュを変更
- 詳細パネルで[Anim Class]を、リターゲットで作成されたBPに変更
05. 完了
- 再生すると十字キーで走ったり、デフォルトキャラクターの動きを引き継いでいるのが確認できます
おまけ. マーケットプレイスで公開されているキャラクターからの流用
マーケットプレイスで公開されている、Paragon: Shinbiはエピックスケルトンで作られているので、アニメーションを流用することが出来ました。
こんな簡単にクオリティの高いアニメーションを付けられるなんて最高ですね。
※自作メッシュを、T→Aポーズに変更するのを忘れておかしくなっています。
T→Aポーズに変更しないと、このように肩が上がり過ぎてしまいます。
脚がクロスしていたり骨が折れてる感じがするのは、また別の調整が必要そうです…(汗)