目次
Substance Painterで肌のテクスチャを作る
まずはSubstance Painterで肌のテクスチャを作りました。
- Smart Materialの「Skin Face」をdrag&dropします。
- これだけで肌っぽいテクスチャが出来ますが、唇・鼻の赤み ・頬の赤み・眉毛のアタリ(後でXGenで毛を生やすのでここではあくまでアタリ。)をペンで描いて追加しました。
上の画像の左はレンダリング前、右はSubstance Painterに入ってるIrayで レンダリングしたもの。 - 更に唇にスペキュラーを入れて艶っぽくしました。
- テクスチャ作成はSmart Materialのお陰でサクッと完了。
Arnoldでレンダリングをするのでテクスチャをエクスポートします。
↓テクスチャ作成時の動画です↓
テクスチャをMaya Arnoldでレンダリング
01. まずは各Mapを接続してみる – 失敗
- まずはいつも通り、下画像のようにColor, Roughness, NormalのMapを読み込んで接続してみました。
めちゃくちゃ顔色が悪いです…。
SkinはSSS等もあるので、どうやら普通に読み込むだけだと綺麗な肌にならないみたいです。 - 困った末、下記書籍を参考に進めてみることにしました。
ここから下は書籍を参考に進めます。
が、書籍とは数値が違ったり手順が違う箇所があったり、自分のモデルに合わせた説明になっているので、あまり参考にせず書籍を購入するのがオススメです^^;
02. 彩度の調整
- [Color map] と[Base Color]のノードの間にRemapHsvを挟み、
[Satuation][Value]の値を調整します。
彩度が高くなり血が通った感じになりました。ホッ。
03. 透明感を出す
- RemapHsvを [Subsurface Color][Subsurface Radius]に接続。
- SubsurfaceのWeightを1に、Scaleを0.5にしてみました。
透明感が出て顔色も明るくなりました。 - ↑の0.5でも良さそうですが、参考にしている書籍ではScale1.0にしているので、一旦合わせて1.0にしました。
(※暫く1.0で進めていますが、最後に0.5に戻しました)
その際、顔色が明るくなりすぎたので、AreaLightを一度非表示にしました。
Scale0.5の時に比べてのっぺり。ちょっと透明感が出過ぎた感じがします。お人形の肌みたい。
04. 皮膚奥の赤みを表現
- 皮膚奥に透けて見える血管の赤みを表現します。
aiMultiplyを追加。- Color mapのノードと [Input1] を接続
- [Subsurface Radius]と[Out Color] を接続
- Input2を赤色(血の色)にします。
- Scaleの値を上げます。
SSSっぽくなってきた!
Scaleの値
- Scaleの値を上げる程、皮膚奥の赤み感が表現できるみたいです。
3.5の時と1の時とで比べてみました。
05. 光沢を与える
- Roughness mapのノードの[Out Color R]と[Specular]を接続。
- [Specular] の [Roughness][IOR]の値を調整。
06. 問題発生:Normal mapが反映されない
- ここで問題が発生しました。
途中から薄々気づいていましたが、どうやらSubsurfaceを有効にすると、Normal mapが反映されないみたいです…。
細かい凹凸はNormal mapで表現しようと思っていたので困りました。
が、解決策が見つからないので、一旦この件は飛ばします。
後で腰を据えて調べることにします。 - (2019/6/9追記)
少し調査しました。
凹凸がわかりやすいように、Substance Painterで下の画像のようにしました。
Mayaに読み込み、Subsurfaceの数値を調整。
Subsurfaceの数値が上がるごとに、凹凸が目立たなくなります。
が、今回は0.5くらいにする予定なので、SP側でもう少し凹凸を深くすればいい感じになるかもしれない。
SP上ではクレーター顔になってしまいますが…(汗)
それか、Displacement mapで凹凸をつけるようにすれば反映されるとの情報がありました。
自分はできればNormal mapでやりたいので、 なんとか頑張ってやってみます。
07. 再調整
- 肌色をもう少し焼けた感じにしたかったので、02.彩度の調整 で行った部分を再調整しました。
- ライトの明るさを調整しました。
- やはりのっぺり感が気になったので、 Subsurface のScaleの値を0.5に戻しました。
08. 一旦完成
Normal mapの課題は残っていますが、綺麗に肌っぽく見えたと思うので、一旦これで完成とします。
テクスチャ作成はサクッと終わったものの、Mayaの設定がとても大変でした…。
次回は眼球を作りたいです。
今は白目向いてしまって怖いので~…